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【映画感想】凶悪

凶悪

凶悪

獄中方の告白。先生と呼ばれた男。死の錬金術士。衝撃の真実。
人間はどこまで凶悪になれるのか。誰もが凶悪となりうるのか。そして人間が持つ正義とはー。

死刑囚の告発をもとに、警察さえ把握していない殺人事件を掘り起こし、司直の手を逃れていた首謀者を追い詰めていった新潮45編集部の取材記録を綴ったベストセラー・ノンフィクション『凶悪 ある死刑囚の告発』を基に、事件を追う一人の雑誌記者の執念と驚愕の真相を描くクライム・サスペンス。


引用元: allcinema

公開日:2013年9月21日
鑑賞日:2016年11月19日(DVD)
上映時間:128分
オススメ度:

監督
白石和彌

出演者
藤井修一(山田孝之)
須藤純次(ピエール瀧)
木村孝雄(リリー・フランキー)
ほか



簡単な作品紹介

獄中で死刑執行を待つ元暴力団組員・須藤による告発。それは「先生」と呼ばれる男の、欲にまみれた殺人事件だった。最初は半信半疑だった記者の修一だったが、事件を追う内にその事件が真実だと確信していく。

主演の山田孝之、共演のピエール瀧、リリー・フランキーの怪演が光る。狂気に満ちた人間の「恐怖」を肌で感じることが出来るR-15指定作品。実話を元にしている作品だが、世の中にこんな人間がいるというのが一番怖い…。

 

ストーリー(ネタバレあり)

死刑囚の告発

7年前、暴力団組員「須藤純次」は橋の上から男を落とし殺害、カップルの女性を殺害し、男性にも暴行をはたらき放火、舎弟を撃ち殺すなど罪を重ねついに逮捕、死刑囚となる。

 

明潮24の記者「藤井修一」はスクープばかり追う体制に疑問を感じていた。地道に取材を重ねても、編集長の「芝川理恵」にもう終わった事件の話はネタにならない、と一蹴されてしまう。そして、彼女から渡された手紙を読み、東京拘置所にいる死刑囚の須藤に会いに行くことになる。須藤は現在、最高裁に上告中であった。

面会室で須藤は修一に「まだ誰にも話していない3つの殺人事件がある」と告発する。
1.殺された老人をバラバラにして焼却炉で焼却
2.土地を転売し、所有者の老人を生き埋め
3.保険金をかけた老人に酒を飲ませて自殺にみせかけての殺人

…これらはすべて「先生」と呼ばれる男の指示で行ったという。
死刑囚である須藤が新たな罪を告白するのは不利にしかならないと疑問に思う修一だったが、須藤は自分が死刑囚となっているのに先生が娑婆(外)でノウノウと生きているのが許せない、と今回の告発に思い立ったという。

 

夜、修一が自宅に戻ると、妻の「洋子」が痴呆症の修一の母親「和子」の世話をしている。ホームに入れたい、このままでは子供も作れない、と訴える洋子に対し、修一はもう少し考えたい…とその場を濁すだけだった。

 

芝川に須藤の話を伝えるも、まるで犯罪小説のようで話にならないと一蹴される。先生と呼ばれる男は「木村孝雄」という名の不動産ブローカーだったが「不動産ブローカーがヤクザと手を組んで人を殺しても当たり前すぎて記事にならない」と言われてしまう。
修一は再び須藤に出会い、記事にする許可が出ないと伝える。そもそも信じるには情報が少なすぎる、なぜ須藤を口封じに来ないのか?と尋ねると、須藤は「自分が上告しているから。先生は生きようとしている奴が罪を語らないと思っている」と語るのだった。

先生を裁きたい最大の理由は、自分を慕ってくれていた舎弟の「五十嵐邦之」を自分が殺してしまった恨みを晴らしたいからだという。先生に嵌められ自らの手で五十嵐を殺してしまった、これはその弔いなんだと真剣な眼差しで訴える須藤。そして、どうせ死ぬなら綺麗になって死にたい、このままでは被害者が報われない…という熱意を信じ、修一は会社に黙って一人で取材を進めていく。

 

しかし、須藤の供述には曖昧さが多かった。第一の事件は燃やしたこと以外覚えておらず、第二の事件も転売した土地の場所も埼玉の岩槻インターと大宮駅の中間と曖昧で、殺した老人の名前も「島なんとか」。ただ、嘘をつくならもっとマシな嘘をつくだろうと考えた修一は、土地の周辺地図をつなげ、「島なんとか」さんの目星をつけていく。
現地を取材すると、鉄塔が近くにある、家があるはずの場所が駐車場になっている土地を見つける。その土地の持ち主は「島神」という老人で、周辺住民に話を聞くと、その土地に数年前にやくざ者が出入りし、直後、眼鏡の男が現れ相場や売りどきを説明していったという。眼鏡の男の名前は不明だが、先生と呼ばれていた。

 

須藤に確認すると確かに老人の名前は"島神"だったという。しかし、生き埋めにした場所は思い出せないというので印をつけるよう地図を渡す。修一が土地の謄本を調べると、そこには"木村孝雄"の名前があるのだった。
その後、須藤から印が入った地図が届くと、さっそくその場所を確認しに行く。そこは「木村商事」という会社が管理する原っぱだった。近隣住民によると、1回だけシャベルカーがきて工事をするかと思ったら10日ほどでいなくなったことがあったという。しかし、その土地に島神が埋められたか不明で、木村は事件発覚を恐れ埋め替えただろうと予想する修一。

 

新たな手がかり

そして、須藤から新たな手がかりとして、焼却炉の持ち主の名前が「森田幸司」という情報を伝えられる。森田の経営している「森田土建」を訪れるがすでに潰れていた。森田の妻に会うことが出来た修一だったが、当の森田は6年前に資材の下敷きになり寝たきり、今では死ぬのを待つだけの状態だという。事故なのか?と問い詰める修一だったが、そっとしておいて欲しいとそれ以上の取材を断られてしまうのだった。

 

今までの報告書をまとめて芝川に見せるも「本物かも知れないが物証もなしで責任は取れるのか?」とやはり記事にするのは無理だと警告されてしまう。

 

再び須藤と面会する修一。須藤は、3件目の事件は死体があったが、誰が見ても殺したとわかるのに警察は自殺と取り扱っていたこと、そして殺した男性の名前が「牛場悟」だと伝え「いつ記事になるのか?」と問う。ところが修一は「凄いスクープだがこれ以上踏み込むには躊躇する」「記事にできる許可がおりなかった」と伝えると、須藤は「ここまで話させておいて裏切るのか!?殺してやる!」と激昂する。看守に取り押さえられ連れて行かれる須藤を、修一は呆然と見つめるのだった。

 

同僚にやるだけやったと慰められるも釈然としない修一。家に帰ると洋子が和子に殴られていた。もう耐えられないと訴える洋子に、今忙しいからと流すだけの修一。

 

その後、修一は会社に出社もせず独自に取材を進めていく。須藤の内縁の妻「遠野静江」に話を聞くと、先生は娘も可愛がってくれてお金も色々と工面してくれたと語られる。そして牛島に関しては、よく須藤がお酒を飲ませており、いつしかいなくなった時には須藤は線香をあげていたという。意外と情に厚い須藤は、自分が捕まった時も「五十嵐の命日には墓参りに行ってくれ」と言伝を残していた。

再び面会に訪れる修一に驚く須藤。修一は先に遠野を紹介してくれれば裏付けがとれたと訴えるが、真面目に行きている遠野を巻き込みたくなかったと伝える須藤。修一は改めて、記事には出来ないかもしれないが取材は続けると約束する。

 

酒を飲まされた牛島の実家を訪れる修一は家族に取材を申し込む。牛場には8,000万円もの保険金がかけられており、それはすべて本人の希望で借金の返済に使ったという。本当に自殺か?と問う修一だったが警察が言っていたから、と濁す家族だった。
死体を捨てた場所の地図を須藤にもらい、山の中に入る修一。そのまま木村商事の事務所を目指す。

 

先生の3つの殺人

木村商事では先生と呼ばれる男、木村が「金が返せないなら死ね」と男の首を締めていた。そして男が動かなくなると木村は慌てて須藤に「人を殺しちゃった」と電話をかける。須藤は「やっちゃったものはしょうがない」と死体を車に乗せる。「純次君がいてくれて本当に助かったよ〜」と飄々とする木村は、借金を肩代わりする代わりに焼却炉を使わせろと森田土建を訪れる。
焼却炉に入りきらない死体を須藤はナタでバラバラにし、木村は死体から金目の物をくすねていく。そして、木村自身で火をつけると「肉の焼けるいい匂いがする」とつぶやくのだった。

 

須藤と遠野と遠野の娘を呼び、自分の娘も含めてクリスマスパーティーをする木村。「本当はやるつもりなかったんだよ〜」と談笑する木村は遠野の娘にプレゼントとしてランドセルを渡し、その中から札束を取り出す。「家族同然」と言いながら須藤に渡す木村。そして、自分の事務所に住み込みで働いている「日野佳政」という男を舎弟にして欲しいと頼むのだった。

 

ある日、須藤と木村は鉄塔の近くの島神の土地に来ていた。この土地は転売するだけで1億円程度の利益を得られるという。
島神は現在生活実態がないので簡単に権利を移動できる。そこに木村の共犯者「福森孝」が島神を連れてくる。木村は森田に電話し焼却炉を使うよう指示を出すが、森田は関わりたくないのか電話を切ってしまう。
そこで須藤は島神を殴り気絶させると、木村が所有する空き地に運ぶ。穴を掘り島神を生き埋めにする須藤達。助けを請う島神の表情を見て興奮する木村。
木村は須藤を弟のように思い、須藤は木村に一生ついていこうと決めるのだった。

 

須藤の元に刑務所の中で仲良くなった「佐々木賢一」がやってくる。須藤はケンちゃんと呼び遠野の経営するスナックで遊ぶ。
佐々木が言うにはせっかく組のために頑張ったのに出迎えもなく、逆に金を請求されているという。須藤はこのまま殴りこみに行こうかというが佐々木は冗談としか受け取らない。その態度に五十嵐は「純次さんははいつだって仲間の事を考えてくれてる」と佐々木のふざけた態度に激昂する。
しらけてしまった場だったが、須藤の大人な対応で事なきを得たのだった。

 

牛場の経営している牛場電器に来ている木村。牛場悟は呑んだくれで、借金も5000万円あった。このままでは生きていけないと考えた家族は木村に相談を持ちかけていたのだ。木村は借金を肩代わりする代わりに牛場を殺し、保険金を山分けすることを暗に匂わせ家族に了承させる。
牛場を木村の事務所に連れて行き、借金返済のためという名目で働かせた後、夜を迎えると無理やり酒を飲ます。その様子を楽しげに見る木村と、佐々木に電話をするが繋がらない事にイライラする須藤。苦しいと酒を飲むのを拒否する牛島に須藤は保険金のために死ねと酒を飲ませる。

そこに慌ててやってくる佐々木。さすがに自分の組の頭を狙うのは…と躊躇するが、五十嵐に須藤を甘く見ているのかと凄まれ怖気づいてしまう。
須藤と五十嵐は日野に佐々木と牛島の見張りを任せると、雀荘へ向かい、佐々木の組長に殴りこみに行くが、組長が言うには佐々木には出所祝いはすでに渡してあるという。佐々木に騙されていたと気づいた須藤達は事務所に戻るが、佐々木は日野が寝ている隙に逃げ出していた。
逃げ出した佐々木を捕まえた須藤は橋の上から冬の川に落とし殺すのだった。

 

そしてついに牛場の最後の日がくる。五十嵐は「家族のために命を投げ出せ、俺は純次さんのためなら死ねる」と牛島に語っていた。
無理やり酒を飲まされ命乞いをする牛場だったが、木村が家族に電話して「酒を飲ませていいか?」と確認すると「もっと飲ませてください」と返事が返ってくる。さらに酒を飲ませスタンガンで拷問する。苦しむ牛場を見て笑う木村はついにウォッカを持ち出し無理やり飲ませる。そしてついに死んでしまう牛場。氷水で冷やし、そのまま山へ捨てに行く。

山で細かく捨て方を指示する木村。日野は佐々木の件が気になり須藤にどうなったか確認する。須藤は日野が佐々木がすでに金を受け取っていることを知っており、わざと逃したのだと考えていた。
牛場を始末した後はお前だ、と宣告された日野はその場を逃げ出すが、須藤は「裏切られるのが一番嫌いだ」と日野の彼女を薬漬けにしてレイプして殺し、日野に灯油をかけて部屋に火をつける。

 

遠野の元で線香をあげる須藤。しかし、ニュースでは日野は重体でありながら生きていることが放送され、須藤と五十嵐は指名手配されていた。

木村と会う須藤。木村は「いい弁護士もつけるから大丈夫」「自分と純次君は足りないところを補い合う2つの車輪だ」と須藤に金を渡す。木村は「男と男の約束だぜ」と須藤に感謝する。
木村は親から受け継いだ土地にあぐらをかいて借金まみれの老人が沢山おり、その老人を殺すだけで金が入ってくる、まるで油田だ…と老人ホームを見てつぶやく。そして、須藤に「実は五十嵐に逃走資金を迫られた」と告げる。須藤を裏切るのは許せないから断ったという木村だったが、須藤は五十嵐に対して怒りを露わにしていた。

須藤は車で五十嵐と合流すると、信じていたのになぜ裏切ったのかと銃を向ける。木村とは会っていないと弁明する五十嵐だったが、裏切りは許さないと泣きながら撃ち殺す。そして逃亡の末、捕まってしまうのだった。

木村は、森田はどうにでもなるが須藤はもうダメだ、と誰かに電話をし自宅へと向かう。

 

修一の大スクープ

自宅へ帰る木村の写真を取る修一。告発文をすべてまとめ芝川へ「裏付けはすべてとれている、これは闇に埋もれてはいけない事件だ」と記事にしようと迫る。
そして木村は現在、福森と一緒に老人ホームに出入りしているのだったが、今もなお事件を起こしているかは不明だった。レポートを受け取った須藤は感謝し、キリスト教に入信して被害者に祈りを捧げていることを告げる。

 

木村宅を訪れ、出てきて取材を受けるように訴えるが、娘に通報され公務執行妨害で警察に連行されてしまう。面会に来る洋子だったが、帰ってこない間、和子の看護で苦労しっぱなしだった。
洋子は修一が和子をホームにいれて罪悪感を感じるのが嫌なだけだと指摘する。修一は記事にできれば木村を死刑に出来るかもしれないし、死んだ人の魂も救えると訴えるが、洋子はそれより生きている人間を見て欲しい、2人で普通に生活したいだけだと涙を流す。

 

警察に記事を見せる修一と芝川だったが、混乱を避けるために記事にするのは避けるようにと足蹴にされてしまう。警察が牛場を自殺ではなく殺人だと判断していれば人は死ななかった、と叫ぶが警察は相手にしないのだった。
芝川は記事にすることを決意し、スクープとして世に出す。ついに警察が動き出し、牛島一家が保険金詐欺の容疑で、共犯として木村も捕まるのだった。

そんな修一のもとに須藤から短歌が届く。
”そこをどけ 先生が通る 悪魔道 春はこねども 察動くなり”
夜、一人残り作業をする修一に芝川は、記事が警察を動かした、部数が伸びたのだから喜んだらどう?と声をかけるが、修一は「まだ終わっていない」と新たな決意を胸に秘める。

 

木村は保険金殺人以外は証拠もないため立件が出来ず、無期懲役が限度。死刑にさせないといけない、と考えた修一は、共犯者の福森を取材する。福森は最初は数回あった程度の知り合いだとごまかすが、修一は木村と一緒に老人ホームを回っていること、そして須藤立ち会いのもと島神を埋めた土地を調べれば捜査の手が伸びるのも時間の問題と迫る。
実際に警察をまのあたりにした福森は逃亡するが修一の目の前でトラックにはねられ即死してしまうのだった。

 

絶望して家に帰ると憔悴しきった洋子。洋子は記事を読み、これ以上何がしたいのかと詰め寄る。ここで止まれない…と語る修一に洋子は「楽しかったんでしょ?」と言われ怒るが、続けて「私も怖いもの見たさで楽しかった」と記入済みの離婚届を渡されてしまう。
洋子はだいぶ前から和子を殴っていた。しかしもう罪悪感も感じなくなっていた。ついには和子が死ぬことを願っていた。自分だけはそんな人間ではなかったと涙を流す洋子。

 

修一は雨の中、一人で島神の生き埋め現場を掘る。しかし、証拠となりそうなものは出てこない。
そして、ついに木村の公判が始まる…。

 

感想(ネタバレあり)

怖い、本当に怖い。

ピエール瀧が演じる須藤は、淡々と人を殺すし、殺すことに対し罪悪感は欠片もない。そのくせに自分が裏切られると涙を流したり激昂したり、もうカオス。情緒不安定すぎる。
内縁の妻の遠野のことを気遣ったり、ただ会話してるだけなら「あれ?いい人なのかな?」とか思うシーンもあるけど、その反動で暴力シーンが恐ろしい。

 

途中、修一との面会シーンで、飲食店を経営している男を首吊りに見せかけて殺し、保険金をだまし取って五十嵐と山分けするという、木村が関係ない事件をうっかり告白してしまうシーンがある。
本当にうっかりで「あ、これ先生は関係なかったわ、へへへ」で、修一も笑って2人の距離が少し縮まるのだが、そんな話をうっかり出来る須藤はもはや人の皮を被った悪魔である。全然笑えないぞ。

 

そしてリリー・フランキー演じる、先生こと木村。こいつはもっと頭がオカシイ。基本的に他人を金儲けの道具としか考えておらず、散々協力してきた須藤もあっさり切り捨てる。人が苦しむ姿に興奮し、たくみに洗脳していく。まさにサイコパスだ。
笑顔が不気味すぎる。須藤がナタでバラバラにして焼却炉で焼いている時、それを見ていた森田は吐いていた。対照的に木村は「肉の焼けるいい匂いがする」である。こんな人間がいるのか?と戦慄を覚える。

そして、2人の周りの人間も怖い。クリスマスパーティーをしながら平気で人を殺したことを談笑し、大金のやり取りをする。会話がなければ楽しい家族団らんだが、その分異質すぎて下手なホラーよりグッと来る。

 

主人公である修一も例外ではない。最初はジャーナリストの使命感に燃えて取材を続けていたはず。ところがいつしか、木村を死刑にする、という明確な殺意に変わっていく。心情的には誰だってそう思う。でも、そう思ってしまう人の心は怖いと思う。

 

そして、何より怖いのが、これがほぼ実話である、ということ。
詳細な内容はもちろん補完してあるが、ほぼ実際にあった事件そのままらしい。

そして、主犯である先生に課せられた罪が「無期懲役」であるという事実。
これは証拠がないため、事件を立証できなかったため。これは怖すぎる。まさに「悪魔道」を行くような人間が生きて世に存在しているのだ。

また、主人公である修一サイドのドラマも今の世の闇を切り抜いているといえる。痴呆老人の介護と仕事の折り合い。崩壊していく家族。
一歩間違えれば、洋子は木村のような人間に和子の殺害を依頼してしまっていたかもしれない。怖い。こういった問題は現実に起こりえる問題だ。しっかりと家族で話しあおう。

 

凶悪な人間は確かに存在する。そして、そうでないと思っている人間も凶悪になってしまう可能性はある。

最後に洋子が言った言葉「怖いもの見たさで楽しかった」…不謹慎ではあるが間違いない。
そんな自分達にも「凶悪」な一面があることを考えてしまう。
実話系が好きな人はぜひ見て欲しい。

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