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【映画感想】ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

ビッグゲーム

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター

フィンランド上空でエアフォースワン襲撃テロ発生。難を逃れテロリストの標的になったアメリカ大統領を救えるのは、13歳の少年ハンターただ一人。
非力な二人の究極のサバイバル。

フィンランドの新鋭ヤルマリ・ヘランダー監督が、サミュエル・L・ジャクソンを主演に迎えて贈るアクション・アドベンチャー。

引用元: 公式サイト

公開日:2015年8月15日
鑑賞日:2016年11月20日(DVD)
上映時間:91分
オススメ度:

監督
ヤルマリ・ヘランダー

出演者
ウィリアム・アラン・ムーア(サミュエル・L・ジャクソン)
オスカリ(オンニ・トンミラ)
モリス(レイ・スティーヴンソン)
ほか

簡単な作品紹介

テロリストの攻撃によりフィンランドの山奥で孤立無援になってしまった「ウィリアム・アラン・ムーア大統領」。彼の唯一の協力者は、山で試練に挑んでいた見習いハンター「オスカリ」だけであった。

地上最大の権力者であるアメリカ大統領を、少年ハンターは救い出せるのか!?ノンストップで繰り広げられるスリルと興奮のサバイバルアクション超大作!

 

ストーリー(ネタバレあり)

狩人の試練

ある小屋に飾られる沢山のハンターと獲物の写真。その中の写真を見つめる少年「オスカリ」と父親の「タピオ」。オスカリの視線の先には、タピオが今のオスカリと同い年の13歳の時に、熊を仕留めた写真があった。
オスカリはタピオに、自分の写真も飾られるのか?と尋ねると、それは獲物次第だな、と返されるのだった。

フィンランドの北部では、13歳になった男は一人で森に入り一夜を過ごし、獲物を仕留めて帰ってくれば一人前のハンターとして認められるという試練があった。タピオはハンターの中でも伝説と言われるほどの凄腕で、オスカリはそんな父を誇りに思っていた。
タピオは森の入り口に向かう途中「これは2人だけの秘密だ」と赤い印が入った森の地図をオスカリに渡す。印のところには大物の鹿がいるという。オスカリが鹿の声真似を練習している内に森への入り口へと辿り着く。そこにはオスカリの試練を見守るために、ハンターたちが集まっていた。

オスカリは森に入る前に、狩りのための弓を引くが全くうまく引けない。それを見たハンター達はオスカリの試練を止めるようにタピオに進言するが、タピオは熊を殺した俺の息子なら出来る、と譲らない。

オスカリは荷物を積んだ小トラックに乗り、森の中に進んでいく。

 

その頃、フィンランド上空を、アメリカ大統領専用機"エアフォースワン"がヘルシンキを目指して移動中だった。大統領の「ウィリアム・アラン・ムーア」は最近支持率も落ち込み気味で、無能な大統領呼ばわりされていた。SPの「モリス」は大統領の部屋へ行くとベッドに置いてあるクッキーを見つける。妻に内緒にしておいてくれ、と言う大統領に目的地まで1時間ほどで到着することを告げると「人生は短い、好きな物を食べてください」とクッキーを渡す。
モリスはかつて大統領を救うために銃撃を受け、心臓の横に銃弾が残っていた。そのため、今回の任務を最後に退任する予定だった。

 

夜になるとオスカリは山奥にキャンプを張り、弓を引いてみるが矢は全く飛ばない。木で作った鹿を相手にナイフを使いイメージトレーニングを重ねていた。

 

撃墜されるエアフォースワン

オスカリが試練を受けている山の近くに"キモズサファリ"のヘリが飛んで行く。乗っている客は怪しい男ばかり。パイロットに「ここで降ろせ」と狩猟許可が必要な地域に降ろさせる。パイロットが「こんな狩猟隊は初めてだ」と怪しく思っていると客の一人「ハザル」が部下たちに小型のミサイルを運ばせている。
そして、ターゲット補足用のゴーグルを覗きながら、通常のミサイルは迎撃装置が作動していれば無効化されてしまうが、そのシステムが無効になっていれば問題ない、と語る。それを聞いたパイロットは客達がテロリストだと分かり逃げ出すが、ミサイルに補足され殺されてしまう。

エアフォースワン内では自機がミサイルに狙われている警報が鳴り響く。護衛で飛んでいる戦闘機も狙われている上、ミサイルの迎撃装置が妨害され作動しなくなっていた。
大統領の命が何よりも優先だと、モリスはウィリアムを脱出ポッドに乗せ飛行機から脱出させる。次々と後を追うSP達だったが、何故かパラシュートが開かない。モリスはそのことに気づいたSPを撃ち殺し飛び降りる。モリスはテロリストの仲間だったのだ。同時にミサイルが飛行機と護衛機を撃墜するのだった。

 

何かの気配を感じたオスカリが上空を見上げると、轟音とともに飛行機が墜落していくのを目撃する。

大統領機撃墜の報告を受けたワシントンDCはCIAの「ハーバード」を呼び出し、状況を分析させる・ハーバードによると、使われたのは対空ミサイルで、運ぶ必要があることから敵の数は5〜10人、そしてシステムを妨害させた敵が中にもいるだろうと予測を立てていた。

 

オスカリは燃える森のなかで脱出ポットを見つける。石を投げるも反応がなかったが、近づいてノックすると中から音が返ってくる。そして数字を扉に打ち込むよう指示をされる。オスカリが数字を入力すると扉が開き、ウィリアムが出てくる。
救助が来るまでポットから出ないようにアナウンスが流れる中、オスカリの姿が見えないウィリアムは姿を見せるように声をかける。すると糸電話が飛んでくる。耳を近づけるとオスカリの声で「どこの星から来た?」と聞かれる。一応自分は平和の使者だ、と答えると弓をかまえて現れるオスカリ。オスカリはアメリカ大統領のことを知らなかったのだった。

ウィリアムは自分の事を証明するためにパスポートを見せ、近くに助けがないかと尋ねるが、電話も無ければ近くに家も村もない。途方にくれるウィリアムはオスカリと共に行動することにする。

 

ワシントンDCでは、脱出ポットの信号をキャッチし向かうも、そこには脱落した発信機があるだけだった。ハーバードは、このような大それたテロリストは聞いたことがなく、目的は不明で追跡は困難だと推察する。現段階で大統領が殺されていないことから、暗殺ではなく人質にすることが目的ではないかと推測する副大統領達は、その様子が世界に発信されたら終わりだとなんとしても大統領を見つけるように部下たちに命令する。

その頃、森に降り立ったモリスの元にハザル達が合流する。ハザルは「これほどの大物狩り(ビッグゲーム)はない」と興奮し、脱出ポットを開けるが、すでに中はもぬけの空だった。

 

大統領と少年ハンター

オスカリと行動するウィリアムは自分を「ビル」と呼んでくれと話し、オスカリは自分を「レンジャー」と呼んでくれと話していた。
オスカリは自分がいないと生き残る確率は0だった、会えてラッキーだったと語るが、ビルには虚勢だと見破られてしまう。小トラックへ辿り着く2人だったが、町に行くよう命令するビルに対し、大事な任務があると拒否するオスカリ。それはアメリカの行政任務より重要な事かと憤るビルだったが、夜の森ではオスカリに従うほかなく、しかたなく2人でタピオが渡した地図の印の地点へ向かう。

 

モリスは足あとから小さな子どもが大統領と行動していると予想する。モリスは心臓横の銃弾のせいでいずれは死んでしまう。ビルを「国家運営どころか腕立ても出来ない男のせいで死ぬ」と恨み、ハザル達に身柄を渡し、大金を得ようとしていたのだ。軍は夜明けまでは動けないと、2人を追う。

 

ハーバードはフィンランド人の組織の確率は低いと考え、銃や機材を持ち込んでも怪しまれない狩猟ツアーの客を洗い出させ、ロシアの衛星も使い、怪しい物がないか徹底的に調べるよう指示を出す。

 

オスカリ達は印の場所に辿り着き、タピオの助言通り夜明けをまって狩りをするためキャンプをする。
オスカリはビルに「力を持ってるのはどんな感じ?」か尋ねる、ビルは「少し前なら地上最強の軍を動かせたのに、今はピザ1つ注文できない。力は短命だということを味わっている」と返す。
オスカリは父は力を持っていることで有名だ、と13歳のタピオの写真を見せ、試練のことを教える。写真を見たビルに「似ている」と言われ嬉しく思うオスカリ。

オスカリはこの国では力を持たなければならない、と語るが、ビルはそれよりも強く見せることが重要だと語る。
ビルはかつて演説の前にどうしてもトイレに行きたくなってしまったが、慌てたためズボンが濡れてしまった。ネットで見れば前を隠しながら演説しているのもわかるし、内心ビビりまくっていた。しかし、声も手も震えず場を圧倒した。
そして、この秘密を知るのは自分とオスカリだけ、秘密を守れるな?と笑うと、オスカリも笑いながら意気投合するのだった。

 

翌朝、オスカリが鹿の鳴き真似をしている声で目を覚ますビル。オスカリは山を登って行く途中革靴を見つけ、「ハッピーバスデイ」と声をかけるビルにラッキーだと渡す。
オスカリが登っていく先に、稼働している冷凍庫が置いてあった。オスカリ恐る恐る近づくと、中には巨大な鹿の頭とタピオの「誕生日おめでとう」というメッセージが入っていたのだった。

ビルは革靴を奇妙に思い周辺を散策すると、細工されたために開かなかったパラシュートを背負ったSP達の死体を見つける。只ならぬ事態を感じ取ったビルはSPの銃を拾うと、焚き火の煙を見つけたモリス達が森から出てくるのを目撃する。飛行機撃墜がモリスの裏切りによるものだとわかったビルはオスカリの元に向かう。

オスカリは、自分は役立たずで父にも信じてもらえない…と泣いていた。ビルはこれは私と会い私を救った印、つまりは君を信じている証だ」と自分のバッチをオスカリに渡す。そして飛行機が落ちたのは事故ではないこと、ここからは別行動で自分の身は自分で守ると告げるが、モリスが現れハザルを呼ばれてしまう。

 

オスカリは只ならぬ雰囲気に弓をかまえて矢を放つが全く届かない。ビルも銃を撃つがボルトを引いていないため弾が出ない。モリスに銃を奪われ殴り合いをすることになるビル。腹にパンチを喰らい悶絶する。「レンジャー逃げろ!」とビルが叫ぶと逃げ出すオスカリ。

 

その頃ワシントンでは衛星を使い、飛んでいる"キモズサファリ"のヘリを発見、ビルの姿を確認する。ハーバードはハザルの姿を発見し、石油王の息子でイカれたサイコだ、とつぶやく。シールズを現場に派遣させようとするが、到着には30分以上かかってしまう。

 

岩陰に隠れるオスカリの目の前で血だらけのビルと写真撮影をするハザル。ハザルの目的は大統領の剥製を作り部屋に飾ることだった。そのためには新鮮な方がいいと鹿の頭が入っていた冷凍庫にビルを入れ、ヘリで吊るしながら去ってしまう。モリスはハザルに1,000万ドルを送金され、ハザル達と一緒にヘリに乗り込む。

オスカリは父の写真を見て決意を固める。
「森は厳しく人を見極め、各々に見合った物を授ける。森の音に耳を澄まし、死力を尽くして獲物を得るのだ。自ら戦って勝ち取らねばならぬ」
試練の言葉をつぶやくと吊るされた冷凍庫に飛び乗る。

 

ビルを救出せよ!

森は熊よりも大きな獲物を授けてくれた。それはアメリカ大統領。冷凍庫を空けビルに声をかけるオスカリ。
モリス達は取り付いたオスカリを振り落とそうと、箱を木にぶつけ上から銃撃する。なんとか躱しながら吊るしている紐を切り冷凍庫ごと森へ落下する。
銃を打ちながらハザル達が接近してくると、オスカリは「ここでは見せかけだけではなく本当に強くなきゃ」と言いながらビルと冷凍庫に入り、崖を転げ落ちていきながら川に着水する。モリス達は追うことが出来ず、転げ落ちる冷凍庫を見つめることしか出来なかった。

ボロボロになりながらも何とか生きているビルとオスカリ。冷凍庫から出ると目の前には墜落し、沈みかけているエアフォースワンが浮いていた。取りあえず中に入り、味方が来るまで隠れようと提案するビル。2人は湖に潜り機内を目指す。

 

ワシントンではその様子を衛星で見つけており、墜落地点に特殊部隊を送ることに。ハーバードは指示をしながらメールをうつ。その様子に気づく副大統領。メールの送り先はなんとハザルだった。状況が変わったため大統領を殺せ、というメッセージを受け取ったハザルは渋々了承するのだった。

 

死体だらけの機内で浸水していない場所を探すビルとオスカリ。ようやく落ち着くと外から音がし、ハザルが天井を爆発させて侵入してくる。ハザル達の目的は大統領を監禁した映像を流し、7日後に殺すことだった。これにより世界は恐怖しテロとの戦いは続くと思い知ると、身勝手な主張をし爆弾を置いて去ろうとする。
ところがモリスにヘリへとつながるロープを切られ見捨てられてしまう。

驚愕したハザルだったが脱出のためビルに襲いかかる。ハザルに追い詰められるビルだったが、背後からオスカリ援護を受け、形勢逆転。慌てたハザルは銃を撃とうとするが弾が出ない。ビルはその銃を奪い取ると今度はボルトを引いてハザルを撃ち殺す。

 

ヘリではモリスが、ハザルを待つという仲間を撃ち殺し、爆発に巻き込まれないように逃げようとしていた。

果たして2人は生き残ることが出来るのか?そして本当の黒幕は何者なのか?!

 

感想(ネタバレあり)

可もなく不可もなく。駄作というわけではないけどお勧めもしない。
そもそも「サミュエル・L・ジャクソン」が主役という段階でB級なんだよ、分かるだろ!?

この作品はフィンランド人の監督によるフィンランド映画。だけども主演はハリウッド俳優中心で内容もアメリカ中心。そのせいか、いわゆるハリウッド映画とは違う雰囲気が醸しだされています。分かりやすい設定とアクション、そして何より広大なフィンランドの自然。
ただね、不可解な点というか、突っ込みどころは満載なんだよ!

とにかく全体的に無敵すぎる。高空から落ちた人も五体満足で死んでるし(なぜか一箇所に固まってるし)、ミサイルで爆発した飛行機もほぼそのままの形で湖に不時着している。木に激突しても崖から転げ落ちても血を流す程度で普通に動ける少年と中年。どんだけタフや!

アメリカもお粗末すぎる。まず脱出ポット。あっさり見失ってしまう。そしてロシアの衛星を使って探す。
いや〜、無理だろ…。そもそもポットが中から開けられずを外からしか操作できない仕様だったが、あれはどうなの?脱出ポットから脱出できないってかなりの欠陥だと思うんですけど…。

そしてあの重装備の少年に対して背広の大統領。フィンランドの山奥って相当寒いと思うんですけど、湖の中を泳いでも凍えすらしてない。とてつもない防寒能力のスーツなのだろうか…。

全体的に突っ込みどころは散りばめられてるんですが「少年の成長物語」として見ると意外としっかり出来ている…結局、狩りの腕は成長してない気もするけど。
父との絆もしっかりしていると思いきや、まったく信頼されていないとかちょっと泣ける展開(思春期の少年にはトラウマものな気がする)とか本当に見てて可哀想になったりした。

サミュエル・L・ジャクソンの小物感が半端ない上に目つきが悪すぎてとても大統領に見えないんですけど、トランプ氏が新大統領になる今、こんな奴がいてもいいのかな、と錯覚したりもした…でも、やっぱりないな。

最後の最後で「え〜、そこで終わるの(´・ω・`)」という展開は待っていますが、時間が短いのは高ポイント。なんにも気にせずさくっと見れます。
暇な時にでも。

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