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【映画感想】ダーティー・コップ

ダーティー・コップ

ダーティー・コップ

アメリカ、ラスベガス。
平凡で、少しだけの汚れ仕事で小遣い稼ぎをする警官二人ー、ストーンとウォーターズ。

ささいなきっかけから、莫大のカネをトンでもない方法で強奪しようとする警官たち。
すべてがうまく行こうとしたとき、ふたりの運命と完璧だったはずの犯罪は、予想もできない事態へ導かれていく!

引用元: 公式サイト

公開日:2016年8月20日
鑑賞日:2016年8月21日
上映時間:93分
個人的評価:50/100点

監督
ベンジャミン・ブリューワー
アレックス・ブリューワー

出演者
ストーン(ニコラス・ケイジ)
ウォーターズ(イライジャ・ウッド)



ストーリー

ラスベガス警察の証拠品保管室で働く「ストーン」と「ウォーターズ」は毎日の代わり映えない生活にうんざりしていた。
特にストーンは上司に押収物の横流しを強要され、ウォーターズは先輩警官たちの不正を目にし不審を募らせていた。

ある日、盗難車にドラッグを隠していたケチな売人が多額の保釈金ですぐに釈放されていることに気づいたストーンは保釈金の出処を探る内に、大きな金の動きがあることを突き止める。
友人である若手警官のウォーターズを上手く口車に載せ、二人で探りを入れていると、マフィアの隠し金庫へと辿り着く。

巨大な鉄板に囲まれた金庫を破るために作戦を考える2人。金庫は町外れのアパートの1階。鍵は1度間違えると開けられなくなるダイヤル式。まずは2階からドリルで穴を開け、内側からダイヤルを見ながら開けることにする。
ドイツ製の工具を借金をしながら購入し、着々と準備を進める2人。誰も殺さず、誰にも知られずに人生を変える金を手に入れるーはずだったが、ストーンは銃を売りつけた売人を射殺するなど、狂気じみてくる。

ついに金庫を破る日、計画通りアパートの2階へ行くとドラックを使い暴れる男女がいた。2人を拘束したが、ウォーターズが目を離した隙に男を殺してしまうストーン。抵抗されたのでやむを得ず…というストーンに不信感を拭い切れないウォーターズだった。

いよいよドリルで穴を開けていく。順調に進んでいるようだったが途中で警備の見回りが訪れたり、ドリルのベルトが壊れてしまうハプニングが発生してしまう。拳銃の火薬を使い、なんとか穴を開けることに成功。ついに金庫を開けるとマフィアが隠していた大量のダイヤモンドが保管されていた。

歓喜するストーンだったが、あまりの彼の手際のよさに、さらなる不信感を募らせるウォーターズ。
ついにダイヤを盗むのはやめようと提案するのだったが…。

感想(ネタバレあり)

タケにゃんはニコラス・ケイジが大好きです。
基本的にニコケイが出ている映画はB級ばかり。時にはC級レベルもざら。
なんで、こんな作品に出てるの?と思うのだが、どうやら多額の借金のせいで、オファーが来たら取りあえず出演する…ということらしい。

そんなニコラス・ケイジの、最も凄いと思うところは「沈黙」の演技。彼がその場にいる、というだけで空気が引き締まり、映像にのめり込んでしまう。
泣きそうな顔、笑った顔、怒りの顔…と表情も素晴らしい。セリフのタメも抜群だ。今作もその力は存分に発揮できていた。

共演するのはロード・オブ・ザ・リングシリーズで有名な「イライジャ・ウッド」。ニコケイに負けない存在感だ。
彼の演技も素晴らしい。特に弱々しい表情、苦悩に満ちる表情なんかグッとくる。

でも、B級なのだ。
それはひとえに、脚本のせいだったり映画の予算が低予算だったりするわけだけど、今作もそんな感じ。

今作は一言で言うと「もったいない」。設定とかはぶっちゃけありきたりだったりするんだけど、それはいい。ただ、展開が甘すぎる。
作品最終の流れとしては「ストーンはウォーターズを裏切るのか?」という点。
ストーンとウォーターズは友人ではあるが、ウォーターズは狂気じみていくストーンについていけなくなる。そして最終的には「コイツは俺に罪をなすりつけて殺すんじゃないか?」という疑心暗鬼にかられ、では殺られる前に殺ったる!ということになるのだが、その伏線が分かりづらい。

まず「友人」という設定ではあるものの、どれくらい仲がいいのかが全然分からない。一応プライベートな付き合いはあるようなのだが、それだけ信頼し合えるようなエピソードも描写もないので「コイツが俺を裏切るはずが…いや、しかし…」といった気持ちに共感できない。
そして、ウォーターズがストーンを怪しく思う過程にも無理がある。決定的になったのは、ストーンがあまりにも多くのバックを用意していたから。これを見たウォーターズは「こんなにバックを用意しているなんて、金庫の中にダイヤがある事を知っていたな!?」と問い詰めるのだがちょっと待て。どう考えたってダイヤより金の方がかさばるし、多くのバックは必要だろう。逆に少なかったりとか、回収用の機械を用意してたとかならわかるけど、あまりにも無理矢理過ぎる。

何か一言二言くわえるだけで良作になった気がするなぁ。
全体的に暗い雰囲気は好みが分かれるけど個人的には好き。ただ、これだ!という見せ場は皆無。淡々と2人のやり取りを見ているだけ。
作戦が穴だらけなんだけど、行き当たりばったり感は、素人が後先考えずに突っ走る感があり、逆にこの作品ではありだと思う。

最後の最後でどんでん返しがあるが、ちょっと予想はついていた。
ただ、最終的にそうなっちゃうの?という点ではいい意味で裏切られたので、そこは高評価。

ニコケイ好きなら見ても損はないと思いますが、何度も言います。
「B級」です。その証拠に公開劇場が少なすぎです。

鑑賞してきた角川シネマ新宿では公開初日のみ「つけ髭をつけて合言葉を言うと当日券が安くなる」という謎イベントをやっていました。2日目もやってくれれば髭をつけていったのに!残念←

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