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【映画感想】メカニック(2011年)

メカニック(2011年)

メカニック(2011年)

証拠をまったく残さず、機械のように完璧に暗殺を遂行することから“メカニック”と呼ばれる殺し屋の姿を描くアクション。監督は「ストレンジャー・コール」のサイモン・ウェスト。


引用元: KINENOTE

公開日:2011年8月13日
鑑賞日:2016年11月27日(DVD)
上映時間:93分
オススメ度:

監督
サイモン・ウェスト

出演者
アーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)
スティーヴ・マッケンナ(ベン・フォスター)
ハリー・マッケンナ(ドナルド・サザーランド)
ほか



簡単な作品紹介

どんな相手でも依頼があれば確実に仕留める凄腕の殺し屋「メカニック」こと「アーサー・ビショップ」。彼はある日、依頼主の組織に、友人であり師でもある「ハリー・マッケンナ」を暗殺するように依頼される。
最初は拒絶するアーサーだったが、依頼通りに仕事を遂行する。父を殺され荒れ狂っていた「スティーヴ・マッケンナ」と再会したアーサーは、彼を放ってはおけず、仕事のパートナーとして共に行動を始めるが…。

1972年に公開された「メカニック」のリメイク版。主人公のアーサーをジェイソン・ステイサムが演じるスーパーハードアクション!

 

ストーリー(ネタバレあり)

メカニックのアーサー

コロンビアで飛行機から降りてくる麻薬王「ホルヘ・ララ」。道を塞ぐ一般人を容赦なく蹴散らし自分の館へと帰ってくる。多くのSPに囲まれながらプールで泳ぐホルヘ。ふと気づくと水中に何か落ちている。拾おうと潜ると突然現れた男に首を締められ殺されてしまう。

その男こそ、凄腕の殺し屋「メカニック」こと「アーサー・ビショップ」だった。アーサーはホルヘを絞め殺すと手足を動かして周りに泳いでいるように偽装し、死角に入ると死体を置いてその場を後にする。異変に気づいたSP達が慌てている頃には、アーサーは使用人の服に着替え館を脱出。橋の上まで走ると、川に飛び込みちょうど通りかかった船に掴まりコロンビアから去るのだった。

ルイジアナ州、ニューオリンズ。波止場からボートに荷物を積み家へと戻るアーサー。クラシックレコードを再生し、壁に貼ってあるホルヘの写真と資料を剥がし燃やす。アーサー曰く、殺しは簡単、最高の仕事は存在を知られないこと。メカニックの殺しは、事故に見せかけるか誰かに罪を被せる。そしてたまに警告を残していく。

 

再びボートで移動し波止場にたどり着くと、椅子に腰掛けた「ヘンリー」から「酒の妖精がスコッチを置いていった」と暗号を受け取る。アーサーはヘンリーに金を渡し、町のファーストフード店へ向かう。そこに車椅子にのった「ハリー・マッケンナ」がやってくる。ハリーは依頼人との仲介をしているのだ。
ハリーはファーストフード店で会うことに苦言を呈するが、人が多いところで会う方が印象に残らないですむというアーサー。アーサーは冷酷なマシーンのように正確で完璧な仕事をこなすが、仲間が必要だと助言するハリー。
アーサーはハリーの息子の「スティーヴ・マッケンナ」はどうかと尋ねるが、民間の警備会社に就職するも相手を半殺しにしてクビになるなど、荒れていてどうしようもないと返される。アーサーは報酬を受け取るとバーへと向かう。

 

バーでコールガールと一時の夜を過ごすと家へ戻るアーサー。
パソコンを操作し次の依頼を確認すると、ハリーの写真が表示される。組織に何かの間違いではないかと確認するも問題無いと言われてしまう。納得出来ないアーサーは依頼人である「ディーン・サンダーソン」と会い、直接話すことに。

空港につき待たされている間、ディーンのSPの「フィンチ」と会話をするアーサー。フィンチは何かのチャンピオンらしく、証である指輪をつけていた。ようやく時間がとれたディーンによると、半年前、準備に半年もかけて依頼を受けたチーム5人が情報が漏れてしまったため全滅したという。死体の写真を見ると、その内の1人はアーサーも見覚えがある「セバスチャン」だった。
仕事の内容は依頼人のディーンと仲介のハリーしか知らない。そしてハリーの口座を調べると、2週間前に2000万ドルの入金が確認できた。借金、離婚、そしてどうしようもない息子のせいで誘惑に負けたのだ、と説明するディーン。アーサーはハリーと話したいと訴えるが、もう手遅れで、無理なら他のメカニックを向かわせると言われてしまう。

アーサーも事件を調べてみるが何者かが密告したのは間違いないようだった。SPと共に会社で仕事するハリーに電話をし、ディーンに狙われているから逃げろと指示を出す。
アーサーはハリーにビルを停電させ、その間に唯一動いている非常エレベータから隣のビルの駐車場に移動するように指示を出す。ハリーがたどり着くと、そこには窓ガラスを銃で撃たれた自分の車が停まっていた。そして影から自分が運んだとアーサーが姿を現す。
自分で自分の護衛を撒かされた、と気づいたハリーは半年前の件で来たのも分かっていた。カージャック犯に見せかけての犯罪として殺すと考えたアーサーに、1つだけ追加したいと、自分の中で車を撃つハリー。これで銃撃戦の末に殺された、腰抜けと思われない…と自分の銃を渡す。そのままハリーを撃ち殺すアーサーだった。

 

ハリーの墓を訪れるアーサーはそこでスティーヴと再会する。スティーヴを家まで送る車中、ハリーはスティーヴのことをよく話していたと話すアーサー。スティーヴは家に着くと見せたいものがあるとアーサーを家へ招く。家の中は荒れ放題になっていた。スティーヴはハリーの勲章を見せるとハリーが写った写真をアーサーに渡す。
遺書はなく口座は空、家も没収されてしまい行くのは宛のない土地だと語るスティーヴ。アーサーは銃があることに気づき、なぜここにあるのか尋ねるとカージャックを殺すためだという。町を去る前にカージャックを殺していく、そうすれば父の敵に当たるかもしれないと酒を飲みながら語るスティーヴ。その様子を見かねて黙って出て行くアーサー。

夜、スティーヴが路肩に車を止め寝ていると男が声をかけてくる。銃を向け車を強奪しようとする男の銃を逆に奪い、そのまま地面に投げ倒し容赦なく拳を浴びせる。いよいよ自分の銃でトドメを刺そうとした瞬間、アーサーが止めに入る。男にこの事を誰にも話すな、と脅し解放すると、スティーヴに「動機のある殺人は犯人だと名乗るだけだから止めろ」と忠告し去っていく。スティーヴも悔し涙を流しながらその場をあとにする。

 

新相棒の仕事

後日、スティーヴはアーサーに言葉の意味を教えて欲しいと訪ねに行く。アーサーはかつてハリーに師事したことがあった。ならば、その恩を俺に返せと詰め寄るスティーヴに家に帰れと突っ返すアーサー。波止場に到着し船を見つめていると、ヘンリーに「心の声に従え」と助言を受ける。アーサーは貰ったハリーの写真を見つめるとスティーヴに電話をかけ呼び出す。

スティーヴが呼び出されたのは動物保護施設だった。そこでアーサーはメカニックの定義を問う。メカニックとは契約によって問題を片付ける殺し屋のこと、スティーブは見てきたので自分にも出来ると豪語するが、アーサーは嘘をつけと一蹴する。自分の何がわかると詰め寄るスティーヴだったが、アーサーはスティーヴの経歴から病歴まですべて把握していた。驚愕するスティーヴをよそに子犬を引き取るアーサー。

 

復讐心は命取りになると忠告するアーサー。そして、犬と仲良くし毎朝11時に広場のカフェで一緒にコーヒーを飲みながら新聞のパズルを解く。これを1時間行い3週間続けろ、と命令する。スティーヴは家を借金のかたに没収されてしまったため、アーサーの家に住むことになり、共に訓練をする。スティーヴの銃の腕前は確かであった。

車を整備するアーサー。スティーヴがいつから整備しているのかと尋ねると、もう2年間整備しているがお前とは乗らないぞ、と言われてしまう。そして別の車に乗りとあるアパートへ。車中でアーサーはスティーブに保険会社の資料を予習しろと渡す。銃の方が簡単だ、とつぶやくスティーヴだったが、保険会社はあらゆる死に方を想定しており、その資料を熟読するのは事故死に見せかけるには必須であった。
アパートに着くと、武器商人が出てくる。商売したくないくらいヤバイ状況だと語る男に金を見せるアーサー。1日で用意するという男の一瞬の隙をつき、首を締めて考察すると、鮮やかな手口で首吊りに見せかけて吊るす。金を回収し家に帰る2人。
スティーヴは男は何者だったのかと問うと、敵味方関係なく武器を売りさばく武器商人だったが、アーサーにとってはただの仕事でしかないと返される。

 

次のターゲットの資料をスティーヴに渡すアーサー。その男はスティーヴがカフェでよく見かける男だった。この男は他組織のメカニックで、2mを越える巨体で格闘能力も高く隙がないが、唯一の弱点はとチワワと若い男。そうターゲットは男色家だったのだ。この3週間でターゲットはスティーヴを観察しており危険がないと判断している。そして興味があると声をかけて家へ誘ってくる。
アーサーは3滴で死ぬ毒をバーで上手く酒に混ぜろと渡す。アーサーの言うとおりターゲットはスティーヴに声をかけ一緒に酒を飲むことに。いよいよターゲットが隙を見せるがスティーヴは鮮やかに仕事をこなすアーサーを思い浮かべ、毒を入れるのをやめ、そのままターゲットの家に行ってしまう。
格闘戦は絶対に避けろと言われていたが無視し、一瞬のすきを突いて背後から首を絞めようとするスティーヴ。ところが予想外のパワーに投げ飛ばされ返り討ちにあってしまう。追い詰められるも道具を使うことで窮地を脱し、ターゲットを撲殺する。

家に戻ると「手際が悪い」とアーサーに治療箱を渡される。夜のバーで飲む2人。アーサーは先日夜を共にしたコールガールを見かけると彼女にチワワを預ける。そしてスティーヴはやりきれない気持ちで酒を浴びるように飲み、町をさまようのだった。

 

 

ルール違反

空港で報酬を受け取るアーサーだったが、ディーンに外部の人間に仕事をさせるのは協定違反だと叱責されてしまう。そして次の仕事を早急にこなせと依頼される。一度は断るアーサーだったが、その行動が周りを不安にさせるのだと言われ渋々引き受ける。
次のターゲットは「アンドリュー・ヴォーン」自称"現代の救世主"を名乗るカルト教の教祖だ。2人はアドレナリンを大量注射することで死ぬことを利用し計画をたて、ヴォーンのいるシカゴへ向かう。

ヴォーンはある日若い女性を釣れ出すが、その女性が死体で発見されたのは2週間後。検査では中絶の跡があり、ヴォーンの子だったため口止め料として200万ドル支払われていたという。教団のビルに隠しカメラを仕掛けると、ひたすら何かを食べているヴォーンの姿。2人は壁の隙間からヴォーンの部屋を見張り、チャンスを伺っていた。
ヴォーンの部屋に医者の男が入ってくると何かを点滴し始める。どうやら"ケタミン"という麻薬の一種で公演前に服用する麻薬中毒者だったようだ。しかし、ケタミンはアドレナリンを中和してしまうため作戦が使えないことに気づく。中止しようというスティーヴだったが医者が部屋を出た隙にヴォーンを窒息死させるアーサー。医者が戻る前に壁に戻る2人だったが、スティーヴが動いた瞬間に外していたナットが転がってしまう。
音によって壁にいることがバレてしまった2人は、ヴォーンのSPを撃ち殺しビルの屋上へと向かい逃げ出す。激しい銃撃戦の末なんとか追手を振り切ることが出来た2人は別ルートで家へ帰るためにふた手に別れるのだった。

 

空港ではヴォーンが殺され銃撃戦が行われたことが放送されてしまっていた。頭をかかえるアーサーの前に死んだはずのセバスチャンが姿を現す。バスに乗り込むセバスチャンの後を付け、「なぜ生きている!?」と事件の真相を問いただす。
セバスチャンはディーンに、仲間を殺し自分は死を偽装して姿をくらませ、と命令されていたのだった。ハリーを殺したのは嵌められたためと気づいたアーサーは格闘の末セバスチャンを殺すと家へと向かう。

波止場にいるはずのヘンリーが殺されていることで、自分が組織に狙われていると確信したアーサーはスティーヴに電話をする。スティーヴはすでに敵に囲まれていたがアーサーの機転から銃を手にすると、包囲している敵を撃ち殺しアーサーと合流する。どこにいるか分からないディーンに接近するために、フィンチのつけていた指輪から彼の住まいを特定するアーサー。その頃車庫で準備をしていたスティーヴはハリーの銃を見つけてしまい、懐にしまう。

車で移動中、スティーヴはアーサーに「友を殺したことはあるか?それについて何か考えるか?」と問うと「殺した瞬間は思わないが、あとから来るものがある」と答える。スティーヴはアーサーがハリーを殺したことに気づくのだった。

 

フィンチの家に着いたアーサーはフィンチの足を撃ち動けないようにした後、娘を人質にディーンの居場所を聞き出す。ディーンに電話をすると、ハリーを殺したことはビジネスで、1000万ドルで手を打てと説得されるが、金ではないと一蹴するアーサー。ディーンは自分を狙っているアーサーがすでに近くにいると感じ、ビルを脱出する。その頃、スティーヴはバスをジャックし、ビルへと向かっていた。
設置したカメラによってディーンが車でビルを脱出したことを確認すると後を追う。逃げるディーンだったが横からスティーヴの乗ったバスに激突されさらにフォークリフトによって車をつぶされてしまう。車から這い出てきた血だらけのディーンにマシンガンを浴びせる2人だった。

 

車に乗る2人、この後どうするかと尋ねるスティーヴにアーサーはしばらく姿を消すが一緒に行くかどうかはお前次第だと返す。そしてスティーヴがハリーの銃を持っていることに気づく。スティーヴは復讐こそが指名で。メカニックを続けていくと宣言する。
ガソリンスタンドにたどり着くとスティーヴはガソリンを入れ、買い物に向かう。アーサーは覚悟を決め、ハリーのことは残念だった、と言うが、スティーヴは気にするな、と返す。そして給油パイプをずらし、車をガゾリンまみれにすると、立ち去りながら銃を撃つスティーヴ。車は爆発し炎上する…。

 

 

感想(ネタバレあり)

旧「メカニック」を見て、比較しながら鑑賞。率直な意見としては「よく出来ている」。
オリジナルを踏まえつつ、アクションや小道具などは現代風にうまくアレンジされている。

そして何より、オリジナルに足りないと感じていた「心情描写」が丁寧に描かれていた。
まあ、多少は口頭ベースで説明されてしまうところも多かったけど、スティーヴの荒れっぷりからどれだけ父親が大切だったかわかるし、アーサーの行動からハリーとどれだけ仲が良かったかも分かる。
何より表情かな。主演のジェイソン・ステイサムはつらそうな時やムカついてる時、悩んでいるときなど表情を見ただけですぐに分かる。演者としてものすごいレベルが高いと思う。

そして、チャールズ・ブロンソンに負けず劣らずのダンディズム。
ニヒルな笑顔にはどんな女もイチコロだぜ!

スティーヴはオリジナルと全然違いました。
ダメダメだけど天才的な腕前ってところは一緒ですが、ダメな方向が逆。
オリジナルの方は父親も軽んじてるし自分勝手で軽いイメージ。今作はファザコンの復讐者っていう感じ。
なので、最後のオチでの印象がだいぶ違う。
「死んでも仕方ないよな!」というのと「気持ちはわかるし、もう少し慈悲をもってあげても…」と思ってしまった。

しかし、この映画は「メカニック」…マシーンのように冷酷でないといけないのだ。
劇中でも「復讐心は身を滅ぼす」と言っているがまさにその通り。スティーヴはメカニックになれなかったんだね。

リメイク作としては珍しく、非常に面白い仕上がりになっています。
そして新作が12月には早くもレンタル開始!オリジナルをうまく調理したリメイク版。
果たして、今作を越えるものになっているのか!?こうご期待。

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