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【映画感想】ザ・ボーイ 〜人形少年の館〜

ザ・ボーイ 〜人形少年の館〜

ザ・ボーイ 〜人形少年の館〜

古い屋敷、老夫婦、雇われた若い女性、そして人間として溺愛される人形…。

あなたの先入観が試される!人形少年"ブラームス"彼から目が離せなくなる97分をご堪能あれ!

引用元: 公式サイト

公開日:2016年7月17日
鑑賞日:2016年12月3日(DVD)
上映時間:97分
オススメ度:

監督
ウィリアム・ブレント・ベル

出演者
グレタ(ローレン・コーハン)
マルコム(ルパート・エヴァンス)
ほか



簡単な作品紹介

過去との決別のため新天地へとやってきた「グレタ」は8歳の少年と共に暮らす老夫婦のもとにベビーシッターのアルバイトとしての仕事についた。ところが、その少年は人間サイズの人形だった…。冗談だと思い笑うグレタを前に、老夫婦はその人形を「ブラームス」と呼び人間として溺愛しグレタを驚愕させる。

ブラームスを世話するための「守らなければいけない10のルール」を教え、老夫婦は2人で旅行へ出かけてしまう。残されたグレタがルールを無視し始めると、人形に異変が起こり始める。それは想像を絶する惨劇の始まりだった。

 

ストーリー(ネタバレあり)

老夫婦と人形

人里離れた山奥を走る車。アメリカから1人、イギリスの地へとやってきた「グレタ」。彼女の目的は「ヒールシャー」の館でのベビーシッターのアルバイトだった。
館に辿り着き運転手から客まで待つように指示され、靴を脱いで中に入る。グレタは屋敷を散策しながら声をかけてみるが何の反応もない。2階へあがる中程に、夫婦と子供が3人並んだ肖像画が飾られているのだった。2階の子供部屋に入るグレタは突然声をかけられ驚く。声の主は、配達人の「マルコム」で、週に1度荷物を届けているという。

 

マルコムと共にキッチンへ向かうグレタ。マルコムはグレタを口説こうとするが態度はそっけない。それどころか「何か危険な思いをして逃げてきた?」という質問に顔を曇らせるのだった。そこにヒールシャー婦人がやってくる。靴はどうしたのか、と聞かれるグレタは、脱ぐ必要がなかったと分かり履き直そうと玄関に向かうが、靴がなくなっているのだった。
婦人は息子のイタズラだと言い、代わりの靴をはかせ2階へと向かう。そこではヒールシャー氏がベッドで寝ている息子と話しているところだった。2人に息子の「ブラームス」だと紹介されるが、ベッドで寝ているのは少年サイズの人形だった。冗談と思い笑い返すグレタだったが、夫婦はブラームスを完全に人間として扱っていた。そしてマルコムもブラームスに声をかけ、握手し部屋を出て行くのだった。グレタは驚きながらもマルコムと同じようにブラームスに挨拶をする。

 

婦人によると今まで何人かベビーシッターの候補はいたが、若くてキレイでないせいかブラームスが嫌がっていたという。仕事の内容は家の中の管理、そしてブラームスを世話することだった。朝7時には起こし着替えさせること、毎日3時間は本を読み聞かせ勉強すること、大音量で音楽を聞かせること、一緒にご飯を食べること、そして残り物は冷凍庫で保存し決して捨てないことなど細かい"ルール"が設けられていた。
氏によるとブラームスは内気で臆病で動物が嫌いなので、ネズミが入らないように窓はすべて密閉しているという。本人もいつから今のような生活になったかは定かではないが、確かにブラームスはここにいるのだ、と力説する。

 

ブラームスは自分を受け入れてくれるならグレタを選ぶと婦人に伝えられ、なんとかベビーシッターのアルバイトをすることが決まるのだった。ところがネットも電話も圏外のため、外との連絡手段は部屋に設置された黒電話のみ。愚痴をこぼしながら姉の「サンディ」に電話をかけるグレタ。
不気味な環境ながらもやり直すためには時間もお金も必要だと諭されるグレタ。グレタは元恋人の「コール」から激しいDVを受けた上、中絶まですることになり逃げてきたのだった。そのコールは接近禁止命令も無視しサンディの元に押しかけているようだった。

 

翌朝、ブラームスの部屋から婦人の叫び声と物がひっくり返る音がする。グレタが駆けつけると部屋は激しく散乱している。ブラームスは感情の起伏が激しいらしい。そして、夫婦は旅行へと旅立つ。氏はグレタに「守らなくてはいけない10のルール」が書かれたメモを渡し、このルールを守り丁寧に扱えば息子も応えてくれると伝える。そしてマルコムが週に1度、食料と給与を持ってくるという。

婦人は旅立ち際、グレタにブラームスを大切にして欲しいと抱擁し、離れ際に「本当にごめんなさい」と呟く。グレタは「我が子のように扱います」と2人を見送るのだった。

 

ブラームスとの暮らし

1人になったグレタは、ブラームスの世話をするどころか、気味が悪いと椅子に腰掛けると布をかぶせて、1人でサンドウィッチを食べながら読書を始める。ワインを飲みながら悠々と過ごしている内に眠ってしまい、気が付くとすでに夜になっていた。ふとブラームスを見ると、被せていた布が落ちていた。不思議に思いながらもグレタはブラームスを掴むと、子供部屋の椅子に乱暴に放り投げ寝てしまうのだった。

外は雷が鳴り響く豪雨。グレタは肖像画から腕が伸びてきて自分を絞め殺すという悪夢を見て目を覚ます。ブラームスが気になり様子を見に行くと、放り投げた時から少し動いており、目から涙を流していた。驚きながらも近づくと、雨漏りで天井から滴る雨水が目のところに垂れているのだった。どうかしていると思いながらブラームスをベッドへ寝かせると、天井を見上げる。廊下には天井へと続く収納梯子が設置されているようだが、使い方が分からずその日は寝ることにするのだった。

 

サンディに電話をするが留守電になってしまう。暇なので雑誌を送ってほしいこと、そして折り返してほしいとメッセージを残し電話を切るとすぐにかかってくる。ところが電話の向こうからは何も聞こえず、何を言っても無反応だった。

そこにマルコムが郵便物と物資、そして給与を持ってやってくる。グレタは本当のブラームスがどんな子だったか尋ねると、マルコムは庭にあるブラームスの墓へと連れて行く。ブラームスは8歳の誕生日の時に火事で亡くなったらしく、生きていればマルコムと同い年くらいだという。そしてその日から人形が現れたのだという。不気味に思う2人だったが、マルコムが息抜きのためにも必要なら釣れ出すよ、と外出を誘う。グレタは同僚として接するもまんざらではなかった。

 

サンディと電話をしながら出かける準備をするグレタ。サンディにデートに行くときはピンクのドレスを着てワインを飲むと、ずばり今の状況を言い当てられてしまい惚気けるグレタ。ふと気づくとブラームスが自分を見ているような気がしたが、気にせずにシャワーを浴びて準備をする。
ところが気がつくと、用意していたドレスも付けていく予定だったネックレスも無くなっており、さらにタオルを巻いたまま部屋に戻ると、タンスが荒らされ、すべての服がなくなっているのだった。廊下に出ると天井への梯子がおりていた。マルコムのイタズラかと考え、声をかけながら上に登っていくグレタ。奥に進むと突然、梯子がしまわれてしまい下りれなくなってしまう。
そこへマルコムが車でやってくるが、必死に叫ぶも声は届かない。ついにマルコムは帰ってしまう。呆然とするグレタはなんとか下に降りる方法を探すが、突然目の前に人影が現れ気絶してしまう。

 

そのまま朝を迎えるグレタ。人影に見えたのは壁にかけられたスーツだった。そしてアルバムを見つける。そこにはブラームスの成長していく写真、そして怪談に飾られていた肖像画の元になった家族写真が挟まれていた。すると突然梯子が降りる。恐る恐る部屋に戻ると、そこには服が散乱していた。

マルコムを呼び梯子を調べる2人。どうやら梯子はふとした衝撃ですぐに作動して折りたたまれてしまうようだった。梯子が降りていたのは偶然だったと考え、屋敷中を探すが鍵もかかっているし窓も密閉されており誰も入れそうにない。グレタの夢遊病ではないか、と考えるマルコムだったが、グレタはそれを否定する。

 

遊戯室でビリヤードをしながら、グレタはマルコムにもっとブラームスのことを教えて欲しいと尋ねる。マルコムによると表向きの噂と裏の噂があったという。表向きは美少年が悲劇により命を奪われた。ところが、裏ではブラームスは変わった子だったというのだ。
過去に配達に来た時、婦人は人形と過ごしていたが、氏は珍しく酒を飲んでおり「もう限界だ」とつぶやいていたという。一緒に飲むよう誘われたマルコムはブラームスはおかしな子だったという話を聞かされたのだ。その2人の会話は通気口を通して子供部屋のブラームスに届いていたのだった。

 

サンディと電話するグレタだったが、彼女によるとそもそもマルコムが信用出来ない、という。世の中には信じられない悪い奴がいる。それはグレタの元カレのコールもそうだった。サンディの10歳の子供はコールに手紙を書きたいから住所を教えろと迫られ、ヒールシャー邸の住所を教えてしまったというのだ。手紙がきても読まないようにすると答えるグレタ。

 

夜、眠りにつくとブラームスが散らばった手紙の側でグレタを見つめている夢を見る。起きて部屋を出ると、来た時になくした靴が並んでいるのだった。ブラームスの元へ向かうと横にはルールが書かれたメモ用紙が置いてある。怯えながら部屋にこもり電話をしようとするが回線が切られているのか繋がらない。ところが急に電話がなり手に取るとグレタを呼ぶ声が聞こえてくる。
子供の声で「外で遊ぼうよ」「ルールを破ったね」とつぶやかれる。部屋の外からも何かが動く音と影が見える。グレタは受話器を耳に当てながら恐怖に怯えていると「いい子にするから。これ好きでしょ?」と電話が切れる。
グレタが恐る恐る部屋の外にでると、床にはサンドイッチが置かれており、ブラームスが見つめていた。その状況に笑うしかないグレタ。そしてメモの通りに生活を送ることを決意するのだった。

 

その頃、旅行にでかけた夫婦は手紙をたしなめていた。手紙には「お前を残して2人で旅立つ。神よ許したまえ」と書かれていた。2人は服に石をつめ、湖へ沈んでいく。そして静寂が当たりを包むのだった。

 

グレタはブラームスと一緒にルール通りの生活を送っていた。朝起こしご飯を食べ、一緒に勉強し常に一緒に行動を共にしていた。その間電話も無視し、ベッドに寝かせるときにはお休みのキスも忘れないようにしていた。
グレタがブラームスにピアノを弾いて聞かせていると、マルコムが電話が繋がらなかったので早めに配達にやってくる。手紙も持ってきており、その中には婦人からの手紙も含まれていたが、グレタはコールの件もあり気付かずにその辺に置きっぱなしにしてしまう。マルコムは食事とダンスに誘うが、グレタはブラームスがいるということで断る。

 

ブラームスと2人になり食事をするグレタ。話しかけるが全く反応はない。霊がいるなら合図を送ってほしいとブラームスから目を離した瞬間、移動しているのだった。
グレタはマルコムを呼び、ブラームスが1人になると動いていると力説する。床にブラームスを起き、チョークで印をつけ1人にすると、合図を送ってくるというのだ。半信半疑のマルコムだったが、真剣なグレタに付き合うことにするが、ブラームスは全く動かない。心配するマルコムをよそに、グレタは「私がいなくなってもいいの?」とブラームスに声をかけ、再び子供部屋を出て1人にする。すると部屋から音が聞こえ、チョークの印からブラームスが移動しているのだった。
あまりの出来事に抱き合うグレタとマルコム。その様子をドアの影からじっと見つめているブラームスだった。

 

本当のブラームス

庭に出て、元カレに暴力を振るわれ、流産して逃げてきたという過去を語るグレタ。自分の子供をなくしたせいかブラームスと夫婦とは縁を感じるという。そのグレタを見てマルコムは思わずキスをしてしまう。

夜、祈りを捧げブラームスにお休みのキスをするグレタ。部屋に戻るとマルコムが待っていた。2人で一夜を過ごそうとすると突然大音量で音楽が鳴り出す。なんと、ブラームスが起きていたのだ。キッチンでコーヒーを飲みながら今夜は街に出たほうがいいと進めるマルコムだったが、夫婦を裏切りたくないと断るグレタ。

マルコムは動揺させたくなかったと、ブラームスに関する新事実を告げる。ブラームスが生きている頃、彼の元に「エミリー」という少女がやってきた。ところが行方不明になり、数日後頭蓋骨が陥没した死体が森から発見されるのだった。警察がブラームスの元に事情聴取に向かった時にはすでに屋敷は炎の海と化していたという。

少女殺しの犯人は捕まっておらず、もしかしたらブラームスは危険な存在かもしれない、と心配するマルコムだったが、ブラームスは大丈夫な気がすると返す。

マルコムが帰った後、グレタはブラームスを寝かせ屋根裏のアルバムを確認する。そこにはエミリーらしき少女と彼女を見つめるブラームスの写真が挟まれているのだった。

 

ブラームスと共に庭のネズミ取りからネズミを回収するグレタ。家に戻ると遊技場にコールがいるのだった。手紙を書いたことがないから直接来たと言いながらブラームスを見て驚くコール。そこへマルコムがやって来る。グレタとマルコムが2人で話している間、コールはブラームスを小突いていた。
取りあえず、何かあった時のために外の車で待機することにするマルコム。コールはグレタにマルコムのことで探りを入れるが、ただの同僚だとかわされる。

 

夜、コールは遊技場で寝ることに。今は仕事もしているし許して欲しいと懇願するがグレタは無理だと反発する。すると豹変したコールは逃げても無駄、絶対に逃さないと恫喝し、荷物を今夜中にまとめておけと吐き捨てる。部屋に戻り、ブラームスを抱きながら、あなたを1人にしたくない、助けてと懇願するグレタ。
気づくと寝てしまっていたが、コールの叫び声で目を覚ます。気づくとブラームスがいない。遊戯室にグレタが向かうと天井には血で「出て行け」と書かれ、コールの荷物にはネズミの死体が詰め込まれていた。そして椅子の上にはブラームスが座っているのだった。グレタがやったのかと激昂するコールに気づきマルコムも部屋へやって来ると、コールは怒りに任せブラームスを叩き壊してしまう。

同時に突然、部屋中が揺れ始め壁から音がする。コールが壁に耳をやり、中に何かいると感じた瞬間、突然マスクをつけたグレタの名を叫ぶ男が飛び出てくる。そしてコールを割れたガラスで刺し殺すのだった。そしてそのままグレタに襲いかかる男だったが、マルコムが間一髪助け、そのまま屋敷を逃げまわる。
隠し通路を見つけ壁の中を逃げると、ある部屋に辿り着く。そこにはグレタのピンクのドレスを着た人形が横たわっていた。机の上にあった婦人の手紙に気づき内容を読むグレタ。そこには「お前のことは彼女が愛してくれる。彼女はお前のものだ」と書かれていた。そう、ブラームスは生きており、壁の中から部屋の中を観察しており、夫婦はその生活に耐えられず自殺してしまったのだ。

 

夫婦が帰ってこないと確信したグレタとマルコムはなんとか逃げようとするが、壁を壊しながら追ってくるブラームスに追いつかれてしまう。外への扉を開けるために苦戦するグレタを守るため、マルコムはブラームスと格闘するが返り討ちにあってしまう。なんとかドアを開け脱出するグレタだったが、後ろから「いい子にするから戻って!」「戻らないとマルコムを殺す!」と叫び声が聞こえてくる。

門まで逃げるグレタだったが、意を決して屋敷へと戻る。
果たしてマルコムは無事なのか?グレタはブラームスから逃げ切れるのか!?

 

 

感想(ネタバレあり)

あ、ありのままに起こったことを話すぜ!
「タケにゃんはホラー映画を借りたと思っていたらモンスターパニックだった」
な…何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…あらすじ改変とかジャケット詐欺とかそんなチャチなもんじゃあ、断じてねぇ…
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 

…とまあ、キャッチコピーにもあったんですが"先入観に騙される、ジャンルスイッチムービー"にまんまとしてやられました。

冷静に考えたら映画終盤までブラームスは何一つグレタに被害を与えていない(軽い嫌がらせはしてたけど)
それを見ているこちらが勝手にドキドキしていただけという、ホラー映画にしては珍しい展開でした。

 

なぜ怖かったのか、それは「人形のブラームス」君が怖すぎだから。

人形なのでもちろん表情は変わらないし、何にも演技はしないんですけど、雰囲気が下手な幽霊とかより全然怖い。
光のあたり方で微妙に影の付き方が変わるんだけど、めちゃくちゃ不気味。というか、スタッフ力入れすぎでしょ(´・ω・`)

↓妙にリアルで色白

ブラームス君

 

んで、普通に考えたら人形ブラームスがチャッキーみたいになって殺しまくるとか思うじゃん?
可愛いと思ってたけど実は精神的に病んでた魂が取り付いてるとか考えるじゃん?
ところがどっこい、本人登場ですよ。しかも、美青年の欠片もなく胸毛ボーボー。

ブラームスに愛情を感じ始めていたグレタの心境を考えると、超かわいそう…。

 

最後の最後はちょっと切ない感じで終わりました。
んで、この後どうしていくんだろうなぁ…と考えましたが、普通に考えたら警察が来るよな。
ところで「10個のルール」という割にはそれほど重要視されていなかった気がする。
本編中では全部のルールは説明されないし、もう少しその辺は活かせたんじゃないかな、って気はした。

 

まとめると、恐怖感薄めのホラー映画っぽいモンスターパニックです。
とは言っても流血はほどほどにあるので油断は禁物。

DVDのジャケットだけを見て絶対につまらないだろうなぁ…と思ったのはナイショ。

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