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【映画感想】ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄

ペイ・ザ・ゴースト

ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄

償い続けろ、この怨念が消えるまで。

引用元: 公式サイト

公開日:2017年10月26日
鑑賞日:2017年10月22日(DVD)
上映時間:94分
個人的評価:65/100点
オススメ度:

監督
ウーリ・エーデル

出演者
マイク・ローフォード(ニコラス・ケイジ)
クリスティン(サラ・ウェイン・キャリーズ)
チャーリー(ジャック・フルトン)
ネッド(ジェイコブ・バタロン)
ほか



ストーリー

ハロウィン前日の夜、少年「チャーリー」は窓の外に何かいる気配を感じて目が覚める。そして母親である「クリスティン」の寝室に飛び込んでいく。
怖い夢を見たと諭すクリスティンだったが、チャーリーは窓の外に大きな黒い影がいたと怯えるのだった。

一方、父親である「マイク」は大学の講師をしながら、終身雇用の資格を得るために、大学で夜遅くまで論文を書いていた。携帯電話のアラームでだいぶ遅い時間だと気づくと急いで家へ帰る。
クリスティンの横で寝ているチャーリーを見つけると、息子を抱え部屋へと運びベッドへと寝かせるのだった。ふと目を覚ましたチャーリーに外を見るように頼まれると、何もいないと安心させる。
そして、ハロウィンには海賊の衣装を着るとはしゃぐチャーリーに、カボチャの切り抜きは明日帰ってから一緒にしようと約束する。
クリスティンは毎晩帰りが遅いマイクに不満だったが、それ以上に彼を応援するのだった。

 

ハロウィン当日、海賊の仮装をしてキックボードで家じゅうを走り回るチャーリー。クリスティンが帰宅するとお手伝いさんを返して共にマイクの帰りを待つ。
ふとクリスティンがチャーリーが描いた絵が撮影されたタブレットを見ると、そこには巨大な黒い人のような影が描かれていた。チャーリーによると、この黒い何かが窓の外に立っていたという。
そしてパーティーの時間が来てしまい、マイクを待たずに2人で家を出る。

一方、大学で講義を終え、帰宅しようとすると自分宛てに終身雇用合格の通知が来ていることに気づく。
自分を推薦してくれた同僚の「ハンナ」感謝を告げると急いで家へと帰ろうとするがなかなかタクシーを捕まえられず、結局2人と合流することはできなかった。
玄関で「先に行く」というクリスティンのメモを見つけたマイクは、西部劇の仮装をして帰りを待つことに。

 

その頃チャーリーはクリスティンと歩いている途中、ハゲワシのような鳥が飛んでいるのを目撃する。クリスティンに「今のを見た?」と尋ねるも、クリスティンがその方向を見たときはすでに飛び去っているのだった。
得も知れぬ不安にかられるチャーリーだったが、帰宅し出迎えてくれたマイクを見つけ駆け寄る。
マイクはチャーリーと一緒にハロウィンの祭りに行きたいとクリスティンに伝えるが、チャーリーがお菓子をたくさん食べて興奮しているために諫めるが、マイクが終身雇用の合格通知が来たことを伝えると、お祝いもかねて30分だけならと2人を送り出す。

 

カメラで撮影をするチャーリーを肩車しながら祭りを楽しむマイク。様々な出し物を見ていると、チャーリーはボロボロの布を被ったような人物がこちらに対して何かつぶやいているのを目撃するが、ふと気づいたときには消えてしまっているのだった。その様子に気づかないマイクはチャーリーをおろし、アイスクリームを買うために並ぶ。
その時、チャーリーは急にマイクに「幽霊に借りを返してね」とつぶやく。不思議に思いながらもアイスを受け取るために目を離した瞬間、そこにチャーリーの姿はなかった。

マイクは慌ててあたりを探すが見当たらず、警察にも協力してもらうが、被っていた海賊帽が落ちていたの発見するにとどまる。
家に戻っているかもしれないと戻るがやはりおらず、クリスティンはなぜ目を離したのかとマイクを責めるのだった。

 

そして、一年の時が過ぎ、再びハロウィンの季節がやってくる…。

 

 

感想(ネタバレあり)

我らが「ニコラス・ケイジ」のホラー映画!
もう、彼が出ているってだけで怖くないのが分かってしまう。
そして、案の定、全然怖くない。

 

ハロウィンの時期になると、理不尽に殺された魔女(と勘違いされた女性)が子供を攫っていくという、宗教上の伝説を映画化している今作。
本当にこんな伝説があるのかはタケにゃんは知らないけど、この設定自体は悪くないと思う。子供を攫っている魔女にも悲しい過去があって…というのも、ただ単に悪霊が暴れているというわけではなく、ストーリー性があって非常によい。

…んだけど、見せ方がちょっと…。

 

まず、なぜニコラス・ケイジを選んだのか。
この人って、役者の中でもダントツで顔芸がうまい人だと持っているタケにゃん。
眉をゆがめて悲壮に満ちた顔なんか、それだけで魅せることができる。…けど、恐怖的な表情は皆無なんだよね。驚く顔とかさみしい顔ってのはグイグイ引き込む力があると思うんだけど、怯えるとなると話は別。

日本の俳優でも、こういう演技向いてないなぁ…みたいな人がいると思うんだけど、ケイジの場合はまさに「ホラー」がそう。

ニコラス・ケイジ
▲どうしてもギャグにしか見えないんですよ…

 

どんなにビックリしても、見てるこっちがビビる表情にしかならないんだよ、ケイジは!
なんていうか、大げさなんだよね。それが彼の持ち味でもあるんだけど、リアルなホラーでは途端にそれが嘘くさくなる。嘘くさくなると、もうこちらとしては笑うしかなくなるんだよね。だってコントみたいなんだもの。

その代り「子供を愛する父親」って面では非常によかった。最後、息子を助けるために立ち向かうシーンなんか感涙物です。そこには恐怖なんて微塵も感じていない頼りがいのあるケイジの姿が!
うん!やっぱり、ホラー向きじゃないな、この人!

 

あと、何より謎展開が多すぎた。

特に、何の変哲もない地下に、ハロウィンの夜だけ魔界(と呼んでおく)とつながる道が出現して、さらにそれを知っている盲目の老人…とかさ。結局、このじいさんが何者か不明なまま終わりました。そこにたどり着くヒントになった壁の落書きとか、結局誰が書いたのか分からないしね。

魔界につながる地下もさることながら、さらわれた子供の共通点とか、そもそも子供さらってどうするのか?とか、最後に意味ありげにぶっこまれたハンナのシーンとか投げっぱなし感が半端ない。そもそも、幽霊に返さないといけない「借り」って何?…まあ、この「借り」というのは公式HPによると「何かを償う」ということらしいのだけど、だったら本編中もそう訳しておこうぜ!
結局、子供を助けただけで、特に何もしてないことに変わりはないけど。

 

結論から言うと、絶叫するようなホラー映画にニコラス・ケイジは合ってない。もっと人間の内面を抉るような作品とか、ホラーなら「シックス・センス」みたいな不思議な感じの方がいい。今作でも分かったけど「恐怖に立ち向かっていく男」という方向性の役がやっぱり合う。
とはいえ、やりもしないで否定するより、やってみて改めて実感する方がマシだと思うので、今作はある意味、タケにゃん的にも結論が出せてよかった。

でも「ダーティーコップ」みたいな狂気じみた役も好きよ。

なぜこの映画を見たかというと、ちょうどこのブログを書いているタイミングがハロウィンだからです。可もなく不可もなくという作品なので、ニコケイ好きなら見てもいいと思う。
あと、ホラー映画というよりは親子愛を描いたドラマなので、ホラー映画が見たい!という方は肩透かしを食うのでご注意ください。

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